シャープレイ・シュービック投票力指数に基づく政党の最適規模 (The Optimal Size of a Political Party Based on the Shapley-Shubik Power Index)

Japanese Abstract: 議会における政党のシャープレイ・シュービック投票力指数（SSPI）を、その党へ投票した国民の人数で割った値を、一人当たりシャープレイ・シュービック投票力指数（SSPIPP）と定義する。その党に投票した人にとってSSPIPPは、自分が持つ政治への影響力の大きさとみなせる。今回の理論において、SSPIPPを最大化する政党の最適規模を算出し、可決により多くの賛成票を要求する議会ほどこの最適規模のサイズが低下することを証明する。また、この分析に基づき、可決にsupermajorityの賛成を必要とする国は小党分立状態が固定化しやすいことが示唆される。

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