半導体産業の収益性分析 : 半導体企業パネルデータによる実証分析
1991 年から2009 年までの世界半導体企業売上上位62 社の売上高、営業利益と半導体非専業企業9 社を除く53 社の売上原価、研究開発費、販売・一般管理費も調査し、収益性、費用構造のパネルデータによる実証分析を行った。53 社を主要製品群、ビジネスモデル、本社所在地域(国籍)について分類し、その差異を明らかにした。これらの分析より、半導体産業全体として見れば、過去、微細化により製品の性能向上、経済性向上を同時に実現し、更に微細化を進めるという好循環で成長してきたが、近年、微細化による製造費用上昇、設計費用上昇などにより、利益率の低下がみられる。しかし、半導体、集積回路製品は社会のいたるところに使われ規模が拡大すると予測されている。産業としての健全な成長のためには利益を確保していくことが欠かせず、収益性が、製品群、ビジネスモデル、地域によりどのような差があるか、収益性のデータで明らかにした。
Extent: | application/pdf |
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Series: | |
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Type of publication: | Book / Working Paper
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Language: | English |
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Notes: | Number 11-03 45 pages long |
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Source: | |
Persistent link: https://www.econbiz.de/10008873231